エックスサーバーのレンタルサーバー X10を契約してWordpressだけに使うのはもったいないと感じました。
ローカルPCに何かあったときのためにもDBはクラウドに置いておくと安心そうです。
PhpStormならローカル環境から直接、エックスサーバーのDBへ接続できるようなので試してみました。
PhpStormにはDB機能にはSSHトンネル機能も備わっています。
公開鍵を使ってサーバー接続をするようにしていても、teratermなどでSSH転送などをしなくてもアクセスできるようになりました。
エックスサーバーでのMySQL設定
まずXSERVERのサーバーパネルから、データベースやMySQLユーザーの設定をします。
作成できるデータベース数は契約プランによって変わりますが、X10プランでも50個までは作れるので足りなくなることは無さそうです。
MySQLユーザーを作成する
MySQL設定の「MySQLユーザ追加」タブを選択します。
ユーザー名の頭につく接頭文字は固定されています。
今回は「xxxx_tester」にしました。
入力した内容を確認して「追加する」ボタンをクリックします。
データベースを作成する
「MySQL追加」タブからデータベースを新規に作成します。
データベース名もユーザー名と同様に、接頭文字は決められています。
今回はデータベース名を「xxxx_dbsample」とし、文字コードは「UTF-8」に設定しました。
文字コードも選択して「確認画面へ進む」ボタンをクリックして確認画面へ進みます。
データベース名と文字コードを確認して「追加する」ボタンをクリックしてDBを作成します。
MySQLユーザをひもづける
作成した「xxxx_dbsample」にアクセスできるユーザーがまだないので、DBにさわれるユーザーを追加します。
「xxxx_dbsample」のアクセス権未所有ユーザから、先ほど作成した「xxxx_tester」を選択して「追加」ボタンをクリックしてアクセス権所有ユーザーに昇格させます。
phpMyAdminで確認
エックスサーバーにはphpMyAdminが用意されているのでデータベースを作成したら、そのまま確認ができます。
メニューからデータベースの項目から「phpmyadmin(MySQL5.7)」を選択します。
さきほど作成したMySQLユーザ「xxxx_tester」とパスワードを入力して「OK」ボタンをクリックします。
phpMyAdminがたちあがり、「xxxx_tester」がアクセスできるデータベースが表示されます。
動作確認用のテーブル「sample_table」を適当に作成します。
動作確認用のテーブルなのでカラムなどは適当に用意します。
お試しでデータを1~2件入れておけば、後で接続テストで確認しやすいと思います。
軽く確認したら、PhpStormの作業に移ります。
PhpStormからエックスサーバーのDBへ接続する
公開鍵を設定しているのでパスワードだけでは接続できないようにしているので、SSHトンネル(トンネリング)を利用してエックスサーバーのDBにつなぎます。
TeraTermなどでSSH転送を使うこともできますが、PhpStormではSSHトンネルの機能でDBに接続できるようになっています。
Database接続設定を新規に作成
右側のDetabaseを選択し、「+」ボタンから新規に設定を作ります。
「Data Source」から「MySQL」を選びます。
一番上のNameは使いやすい名前を自由につけます。
SSH トンネル設定
「SSH/SSL」タブを選択して「Use SSH Tonnel」にチェックします。
SFTP接続やSSH接続するときの接続情報を入力します。
Proxy Host | sv0000.xserver.jp |
---|---|
Proxy port | 10022 |
Proxy user | SSH接続する時のユーザ |
Local port | (指定なし) |
Auth type | Key pair (OpenSSH or PuTTY) |
Private key file | SSH接続する時の鍵 |
Passprase |
MySQL への接続設定
「General」タブではMySQLの接続設定を入力します。
HostはMySQLサーバー、Userはさきほど作成した「xxxx_tester」、Databaseは「xxxx_dbsample」を入力します。
URLは自動的に生成されるので入力する必要はありません。
Connection type | default |
---|---|
Connection Driver | MySQL |
Host | mysql0000.xserver.jp |
Port | 3306 |
User | xxxx_tester |
Password | (作成時のパスワード) |
Database | xxxx_dbsample |
URLは自動で更新されますが、今回は「jdbc:mysql://mysql0000.xserver.jp:3306/xxxx_dbsample」になりました。
MySQLへの接続先は、エックスサーバーのMySQL設定画面で確認できます。
「Options」タブはデフォルトのまま特に変更しないで接続はできました。
MySQLへの接続確認
「Test Connection」ボタンをクリックして緑のチェックマークが付けば、無事接続ができています。
トンネルをはるSSH接続の認証を要求されたら、確認&入力して「OK」ボタンをクリックします。
複数のDBを使う場合の設定
接続に成功すると「Schemas」タブにデータベースなどが表示されるので、使用したいDBが複数ある場合はここでチェックして選択します。
PhpStormで使ってみる
設定画面を閉じるとDatabaseウィンドウにDBやテーブルが表示されます。
phpMyAdminで作成した「sample_table」テーブルもちゃんと表示されています。
「sample_table」テーブルをクリックするとデータを一覧で参照&変更することができます。
テーブルへのカラム追加や変更などもGUI上で、かんたんに編集できます。
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