PhpStorm でファイルサイズが大きいファイルを開いて比較しようとしたところファイルが途中で切れてしまったので、PhpStormで大きいファイルサイズを扱う設定を試してみました。。
アプリメッセージ
PhpStormでファイルのサイズが大きいファイルを開いて比較するとこんなメッセージが表示される。
「File is too large. Only preview is loaded」
「The file size (496.87M) exceeds configured limit (2.56M). Code insight features are not available.」
「ファイル・サイズ(496.87M)が設定済みの制限(2.56M) を超えています。コード・インサイト機能は使用できません。」
PhpStormはデフォルトでは大きいファイルは全て表示させないようにしてパフォーマンスが低下しないようになっている。
設定値を変更して、大きいサイズのファイルを表示できるようにしてあげる。
制限値の変更
設定ファイルを開く
設定ファイルは PhpStorm 上から開いて編集できる。
メニューの 「Help > Edit Custom Properties …」 か 「ヘルプ > カスタム・プロパティーの編集 …」 から変更できる。
ファイルがまだ無い場合は設定ファイルを作成するか聞かれるので「Yes」を選択する。
設定ファイルの保存場所
設定ファイルの実態はここにある。
Windows |
C:\Users\【ユーザー名】\.PhpStorm201x.x\config\idea.properties |
もしも、設定してPhpStormが開かなくなってしまったらこのファイルをテキストエディタで直接修正する必要がある。
設定した値
単位は全てKB。今回は一時的な使用だったので1GBと富豪的な設定にしてみた。
説明にもある通りパフォーマンスに影響あるので適度な値にするか、使用が終わったらコメントにして無効にする方が良さそう。
無効にしたい場合は、設定値の行頭に「#」を入れるだけ。
# custom PhpStorm properties # PhpStormが開くことができるファイルの最大サイズ(キロバイト単位)。 # 大きなファイルを扱うと、エディタのパフォーマンスが低下し、 # メモリ消費量が増加する可能性があります。 # デフォルト値は 20000です。 idea.max.content.load.filesize=1000000 # PhpStormがコード支援を提供するファイルの最大サイズ(キロバイト)。 # 大きなファイルのコードアシスタンスは、エディターのパフォーマンスに影響し、 # メモリー消費を増加させる可能性があります。 # デフォルト値は 2500です。 idea.max.intellisense.filesize=1000000 # PhpStormが変更を比較する時の過去のファイル内容を表示するために読み込む最大サイズ(キロバイト)。 # デフォルト値は 20480です。 idea.max.vcs.loaded.size.kb=1000000
関係しそうなプロパティ
プロパティー | 説明 |
idea.max.content.load.filesize |
PhpStormが開くことができるファイルの最大サイズ(キロバイト単位)。大きなファイルを扱うと、エディタのパフォーマンスが低下し、メモリ消費量が増加する可能性があります。デフォルト値は 20000です。
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idea.max.intellisense.filesize |
PhpStormがコード支援を提供するファイルの最大サイズ(キロバイト)。大きなファイルのコードアシスタンスは、エディターのパフォーマンスに影響し、メモリー消費を増加させる可能性があります。デフォルト値は 2500です。
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idea.cycle.buffer |
コンソール・サイクリック・バッファーの最大サイズ(キロバイト単位)。コンソールの出力サイズがこの値を超えると、最も古い行が削除されます。サイクリックバッファを無効にするには、 idea.cycle.buffer.size=disabledを設定します。
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idea.max.vcs.loaded.size.kb |
PhpStormが変更を比較する時の過去のファイル内容を表示するために読み込む最大サイズ(キロバイト)。デフォルト値は 20480です。
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反映結果
7992行の途中までしか表示されていなかったのが、3113025行の最後まで表示されるようになった。
変更前
変更後
公式ヘルプ

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